実家が立ち退きのため家を壊すことになりました。
都市計画道路の予定地に家が建っているからです。
実家はもう築40年以上経過した木造住宅で、
ところどころ傷んでいました。
大雨が降ると壁に雨がにじんできたり、
床はたわんで抜け落ちそうだし(笑)
はっきり言って、ボロ家ですよ。
立ち退き補償費で新しい家を建てることができるので、
早く新しい家を建てなよと実家に行く度、
父に話していました。
その度、まぁ、そろそろねと曖昧な返事で
煮え切らないなと思っていました。
近所の方々は早々に立ち退きをされ、
うちの実家だけ最後まで残っていました。
ついには道路建設が実家の前まで進み、
やっと重い腰をあげた感じです。
実家の解体に立ち会いました。
ショベルカーで家をバリバリと壊すのを見ていたら、
切なかったですね。
子供の頃の思い出が湧いてきて。
新しいきれいな家に住めていいじゃない
と思っていましたが、
いざこうして目の前で家を壊されるのを見ると、
大事なものを失った気分です。
父も古びた小さな家でも自分が建て、
色んな思い出が詰まっていて、
なかなか決断ができなかったのかもしれないな
と思いました。
たくさんの思い出をありがとうという気持ちです。